2020.12.14
土地から買って家づくりをする場合、 毎月の返済金額を家賃並みに抑えながら、 住み心地に優れた素敵な住まいを実現しようと思うと、 土地購入費用、建築費用、外構工事費用の3つ全てのコストを、 全てまんべんなくカットしていく必要があるのですが、 今回は、3つの中の建築費用を最小限に抑えるための 考え方についてお伝えしていきたいと思います。 おはようございます。 SIMPLE NOTE 足利・佐野・太田スタジオ 小林です。 その1:心に奥に隠れた見栄やプライドをなくす! 性能や品質を落とすことなく建築費用を抑えるためには、 家の面積を小さくする必要があります。 そして、そのためには、無駄と思われる空間をなくしたり、 余分と思われる空間を削ることになります。 となれば、おそらくリビング以外の部屋は、 友人たちよりも狭くなってしまうかもしれません。 また、もしかしたら友人の家にはあるかもしれない部屋が なくなってしまうかもしれません。 “○○さん家の子供部屋や寝室は○帖なのに、 うちは○帖しかない・・・”とか、 “○○さん家には、夫婦それぞれに書斎があるのに、 うちにはない・・・”とか、 “○○さん家には、和室があるのに、うちにはない・・・”とか。 もしかしたら、それに対して劣等感を抱いたり、 負けたような気分になってしまうかもしれません。 しかし、友人はその広さを確保するために、 あたなより数百万円以上余分な費用を捻出し、 そのために、自由に使えるお金が35年という長期間に渡って、 毎月1万円以上も少なくなってしまっているという事実を 決して見過ごさないようにしてください。 建築コストは家の大きさに連動するようになりますが、 住み心地や使いやすさは、 決して家の大きさに連動するわけではありません。 ですから、自分と他人を比較することなく、 自分自身の予算をご理解いただき、 その予算の中で出来る家づくりをしていただければと思います。 その2:家を坪数で判断しない! 家を坪数で判断することも、 無駄に家を広くし、建築コストを押し上げてしまう原因の1つです。 “えっ!?たった○坪しかないの? そんな広さでホントに大丈夫?” 家の図面はあなたたちご夫婦だけじゃなく、 親御さんたちや友人たちも見るかもしれません。 そしてその時、こういった意見を言われるかもしれません。 しかし、坪数と実際の体感の広さは、 決して一致するものではありません。 つまり、開放的な空間がつくれるかどうかは、 家の広さは、全くとまでは言いませんが、 ほぼ無関係であるといっても過言ではないということです。 実際、40坪の家だろうが、その約半分の22坪の家だろうが、 1日の大半を過ごすリビングダイニングキッチンの広さは、 全く同じ広さを確保することが出来ます。 しかも、間取りのつくり方によっては、 むしろ22坪の家の方が、明るくて、開放的で、風通しが良くて、 居心地がいい家にすることが出来るのも驚くべき事実だったりします。 ですから、坪数を基準にして、 いい家かどうかを判断しないようにしていただければと思います。 その3:家に人生の全てを捧げない! 確かに、家は一生に一回の大きな買い物です。 それゆえ、後から後悔することがないよう、 あれもこれも詰め込みたくなる気持ちも分かります。 しかし、そういった考え方は、 いたずらに建築コストを押し上げてしまう要因となるし、 さらに土地取得コストまで押し上げてしまう要因となります。 そして、そのしわ寄せが住宅ローンに乗り掛かってくることになり、 今後の暮らしで様々なことを犠牲にしていくことになるかもしれません。 また、それだけじゃなく、 やがて迎える老後の暮らしをも悲惨なものに変えてしまうかもしれません。 ですから、今の感情や状況だけを考えるのではなく、 家は、この先ずっと過ごす長い人生の一部であるということを、 絶対に忘れないようにしていただければと思います。 いかがでしたか? 少し精神論的な内容になってしまったのですが、 このような考え方は、これから家族を幸せにしていくに当たって、 決して忘れてはいけない大切なコトではないでしょうか? 建てた後も、そしてずっと先の未来も、 笑顔でお金に困ることなく幸せに暮らしていくためにも、 家に無駄にお金を使い過ぎないようにしてくださいね。 それでは、、、