2021.1.14
家を建てる時は、 今や近い将来のことだけを考えて建てるのではなく、 中長期的なことまで考えた上で、 建てるようにしなければいけません。 40年〜50年その家に住み続けることになるからです。 それゆえ、弊社ではいつまでも住みやすく、 かつ、金銭的負担が最も少なくなるような家づくりを ご提案させていただいています。 おはようございます。 SIMPLE NOTE 足利・佐野・太田スタジオ 小林です。
例えば、2階建てと平屋を比べてみると、 明らかに、平屋の方が住みやすいだろうと 誰もが思うのではないでしょうか? しかし、現実は、平屋で家を建てる方は少なく、 ほとんどの方が2階建てで家を建てられています。 もちろん、敷地の広さや建築基準法の制限によって、 平屋を建てることが出来ない土地もありますが、 この場合でも、出来る限り1階に部屋や収納をつくり、 2階へのウェイトを最小限に抑え、 より使いやすく、より住みやすい家になるようにすべきです。 ✔なぜ、2階建てありきで家を建ててしまうのか? 理由その1:みんなが2階建てにしているから 敷地の広さや形状に関係なく、 当たり前のように2階建てにしてしまう最大の理由は、 おそらくこれではないでしょうか? 家の基本は「平屋」から始まります。 ましてや、台風による強風の影響を受けやすい徳島では、 耐震面で考えても、出来るだけ平屋にすることが好ましいのですが なぜか、住宅会社側までもどんな敷地であろうと、 2階建てで設計することが当たり前となっています。 理由その2:平屋は高いと聞くから けっこう多くの方が「平屋は高い」というイメージを、 お持ちなのではないでしょうか? 確かに、平屋は2階建てに比べて、 坪単価がどうしても高くなってしまいます。 しかし、平屋にすれば、 2階建てでは絶対に必要となる階段がいらなくなるし、 廊下も2階建てに比べてカットしやすかったりします。 また、全てのスペースが1階にあるため、 部屋数も最小限に抑えることが出来るし、 その1つ1つの広さも最小限に抑えやすくなります。 つまり、平屋にすれば、 使いやすさや住みやすさを一切損なうことなく、 家をコンパクトにすることが出来るというわけなのですが、 この結果、2階建てと同じぐらいの価格か、 あるいは2階建てより安く建てることが出来るようになります。 理由その3:坪単価や数や広さにこだわるから 家の価格を最も左右するのが家の面積です。 当たり前のことですが、 家を大きくすれば、総額は高くなるし、 家を小さくすれば、総額は安くなります。 しかし一方で、 家を大きくすれば、坪単価は安くなるし、 家を小さくすれば、坪単価は高くなります。 ここから分かることは、 子供部屋は○帖欲しくて、寝室は○帖欲しくて、 あんな部屋も欲しいし、こんな部屋も欲しいといった ご要望をお持ちの方は、坪単価は安く建てられる反面、 家の面積は大きくなり、 結果的に家の総額は高くなってしまうということです。 それゆえ、坪単価や部屋数、部屋の広さなどにこだわる方は、 割安で建てられる2階建てにせざるを得ないというわけなんですよね。 理由その4:かなり広い土地が必要だと思っているから なにも建っていない土地を見たら、 実際の広さに比べるとずいぶんと狭く感じてしまいます。 それゆえ、多くの方が必要以上に広い土地を探そうとしてしまうし、 ましてや平屋を建てたいとなれば、 もっともっと広い土地じゃないとダメだと思ってしまい、 そんな大きな土地は買えないと諦めてしまいます。 しかし、現実的には60坪もあれば、 4人家族がゆったり過ごせる平屋を建てることが出来るし、 50坪台の土地やあるいはそれ以下の土地でも、 平屋を実現することが出来るんですよね。 ✔コンパクトな平屋が家計にも優しい 以上のように、無駄に土地を広く買わず、 無駄に家を大きくしなければ、 最も安い価格で手に入れることが出来るマイホームが、 平屋というわけです。 そして、平屋にしておけば、 定期的なメンテナンスコストも抑えられるし、 将来、1階に部屋や収納が足りないことや、 洗濯干場に困ってしまうことが原因となる、 無駄な増改築費用も必要じゃなくなります。 また、生涯ローンである電気代も、 家をコンパクトにしておいた方が安く済むため、 最初にかかる建築費用だけじゃなく、 継続的に掛かり続けていくランニングコストも 安く抑えることが出来るようになります。 ということで、 固定概念に縛られることなく、 また中長期のことまでしっかり考えた上で、 家づくりをするようにしていただければと思います。 その選択によっては、 一生涯で使えるお金が、 1000万円以上も違ってくることになりかねないので・・・ それでは、、、