2021.3.10
65歳以降を老後であると仮定して、 老後の最低生活費がどれくらいかかるのか?というと、 夫婦2人で約22万円が必要であると言われています。 しかも、この中には居住費が含まれていないため、 賃貸に住まれている場合であれば賃料が別途でかかるし、 家を建てた方でも、ローンが残っていれば、 その残債を支払い終えるまでは、 ローンが別途でかかってくることになります。 また、趣味や娯楽費用、子や孫への援助といった ゆとり費用まで合わせるとなると、 さらに約13万円程度余分に毎月必要であると言われています。 おはようございます。 SIMPLE NOTE 足利・佐野・太田スタジオ 小林です。 一方で、支給される年金は、 年収500万円のお父さんと、 専業主婦だったお母さんというご家庭の場合、 2人合わせて約22万円ぐらいだと言われているのですが、 ゆとりある老後を過ごしていくためには、 とてもじゃないけど年金だけでは充分だとは言えません。 ましてや、これからは支給される年金の額が、 どんどん減っていくでしょうから、 今後は、不足するかもしれない老後資金を どうやって確保していけばいいのか? ということも、今のうちから考えないといけません。 もちろん、老後を迎えるまでに直面するであろう、 子供の教育資金や親の介護費なども踏まえながらです。 では、これから家づくりを考えられているあなたは、 どのようにしていけばいいのでしょうか? ✔65歳までにローンが完済出来るように家を建てる! まず、あなたがすべきことは、 65歳までにローンが完済出来るように 家づくりの予算組みをすることです。 なんせ、最低生活費には、 居住費は含まれていないわけですし、 出来るだけ長く働くようにすべきではあるものの、 元気で働き続けることが出来るかどうかは、 誰にも分からないからです。 となると、大なり小なり、 家の予算を圧縮しないといけないかもしれません。 高額な土地は買わない方がいいかもしれないし、 必要以上に広い土地も買わない方がいいかもしれないし、 必要以上に広いお家もつくらないようにすべきかもしれません。 そして、あなたが賢く土地を買い、 同時に賢く家を建てることが出来、 家づくりの予算を圧縮出来たとしたら、 その浮いたお金を、 ✔個人型の確定拠出年金に積み立てる ことをオススメします。 個人型確定拠出年金と言われても、 多くの方が、ピンと来ないかもしれませんが、 簡単にお伝えするならば、 国民年金や厚生年金にさらに上積みして掛ける年金です。 例えば、iDeCoと呼ばれている 個人型確定拠出年金であれば、 会社員の場合、毎月23,000円を上限として 加入することが出来ます。 そして、毎月23,000円を積み立てていけば、 その掛け金を所得控除してくれるし、 預けたお金から運用益が生じたとしても、 その運用益に対して通常かかる税金(約20%ぐらい)が、 一切掛からないようになっています。 また、積み立てた年金を受け取る時も、 退職金控除や公的年金控除の対象となるため、 ほぼ無税で受け取ることが出来ます。 それゆえ、家づくりの費用を少しでも浮かせて、 その分を今のうちから積立てていくべきである、 というわけなんですよね。 ✔正社員として共働きで頑張る! そして、3つ目のポイントは、 正社員として共働きで頑張っていくということです。 というのも、厚生年金を、 夫婦そろってしっかりと払っていけば、 支給される年金が一馬力の世帯よりも 10万円ほど増加する可能性があるからです。 (もちろん収入額にもよりますが・・) ですから、共働きで協力しながら、 老後資金としてもらえるお金を、 最大化していただければと思います。 そして同時に、 家づくりに掛ける費用を最小限に抑え、 65歳までに完済出来るようにしていただければと思います。 かつ、個人型の確定拠出年金などの制度を 夫婦そろってご利用いただくことで、 可能な限り納税を抑えていきながらも、 もらえる年金の額を、 より増やすようにしていただければと思います。 共働きで働いていれば、収入も多くなり、 銀行もより多くのお金を貸そうとするでしょうし、 建築会社や不動産会社からも 予算アップを促されるかもしれません。 しかしながら、その選択は、 不確実な未来にたくさんの問題をもたらす 危険分子となってしまうかもしれません。 ということで、しっかりと先まで見据えた 資金計画とライフプランを立てながら、 賢く家づくりを行っていただければと思います。 それでは、、、