2021.5.25
これから土地探しを始めるあなたが、 土地に求める条件はなんでしょうか? 子供が通う学校区であること? 利便性が高い場所であること? 庭がつくれるぐらいの広々した土地であること? 車がとめやすい広々した道路に沿っていること? 日当たりが良さそうな土地であること? などなど、 様々な条件をそれぞれの方がお持ちであることでしょう。 もちろん、土地探しは、 あなたの価値観に沿ってするものなのですが、 資金計画から導き出された土地の予算内で 土地を購入していただくためにも、 土地取得予算を抑えるために必要な2つの知識について、 知っておいていただければと思います。 おはようございます。 SIMPLE NOTE 足利・佐野・太田スタジオ 小林です。 まず1つ目に知っておいていただきたいコトが、 “日当たりが良さそうな土地=いい家が建つわけではない!” ということです。 例えば、この図のように 新しく6区画分譲されたとしましょう。 この場合、A〜Cが南側道路の土地で、 D〜Fが北側道路の土地ということになりますが、 あなたならどの土地を選ばれますか? ですよね? A〜Cの3つの中のいずれかですよね? だって、日当たりが良さそうですもんね。 おそらくほぼ全ての方が、 あなたと同じようにA〜Cを選択されると思いますが、 果たして、このA〜Cの土地は、 期待通りの日当たりが良い 明るい家が出来上がるのでしょうか? ✔日当たりが良さそうな土地に建つ全ての家が抱え持つ問題点・・・ 日当たりが良さそうな土地を購入し、 その土地で間取りを考える場合、 間違いなく南に部屋を配置するでしょうし、 部屋の南面に大きな窓を設置するでしょう。 せっかく日当たりが良い土地を買ったわけですからね。 しかし、単純に大きな窓を南に設置してしまうと、 家の中は外から丸見えになってしまいます。 そして、丸見えを隠すため、 全ての窓にカーテンを設置せざるを得なくなってしまいます。 となると、家の中は明るいでしょうか? 窓が離れた場所まで光が届くのでしょうか? 曇りや雨の日はどうでしょうか? おそらく、薄暗くなってしまうため、 朝から電気をつけなくてはいけなくなってしまう のではないでしょうか? また、カーテンは光を遮断してしまうだけじゃなく、 風通しをも阻んでしまうことになります。 カーテンが開けられないということは、 窓も開けられないでしょうし、 もしカーテンをしたまま窓を開けたとしたら、 風でカーテンがヒラヒラ舞って鬱陶しいだけですからね。 さらに、こういった家は、 防犯面においても不安を抱えることになります。 窓を見ただけで家の間取りが分かってしまうし、 ライトをつける夜になれば、 どこに誰が居るのか分かってしまうからです。 その上、日当たりが良いベランダに洗濯を干した場合、 洗濯物が丸見えになってしまうのですが、 これでは泥棒に家族構成がバレやすいし、 仕事用の服がある場合、 仕事内容までバレてしまうことになります。 なにより、水気を含んだ重たい洗濯物を持った状態で、 何度も階段を往復しなければいけないのは、 めちゃくちゃ面倒くさいですしね・・・ つまり、家事動線までも悪くなってしまうというわけです。 ✔外構費用も高くつく・・・ 家の中が外から丸見えになれば、 カーテンに加えて、 塀や庭木や目隠しなどによって、 その視線を全力で防がざるを得なくなります。 結果、外構工事に莫大なコストがかかることになります。 200万円〜300万円もの途方もないコストが・・・ もちろん、カーテン代も余分にかかるだけですしね。 ✔土地の価格も一番高い・・・ さらに、日当たりが良い土地は、 誰もが欲しがる土地であるため、 値段設定も最も高くされています。 おそらく、A〜Cの土地と、D〜Fの土地では、 坪単価で2〜3万円は違うため、 仮に50坪だとしたら、 総額で100〜150万円も値段が違ってくることになるんですよね。 同じ環境と利便性であるにもかかわらずです。 その上、みんなが欲しがる土地は、 不動産屋さんも値引き交渉に一切応じてくれないでしょう。 次から次にその土地を買いたいという方が現れるからです。 いかがですか? このように、日当たりが良さそうな土地は、 土地代も庭代も高くなってしまうにもかかわらず、 住み心地が悪い家をつくってしまいやすい というわけなんですよね。 でも、かといって、 日当たりに難がありそうなD〜Fの土地の方がいい!! とは、なりにくいですよね? たとえ100〜150万円安かったとしても・・ ということで、次回は、 なぜD〜Fの土地の方が、 A〜Cの土地よりもいいのか? について、詳しくお伝えしていきたいと思います。 それでは、、、