2021.7.13
家を建てる誰もが、 たくさんのご要望をお持ちだと思いますが、 家はただ単に要望から出来上がるものではなく、 環境(敷地条件)に合わせてつくるものだし、 また、予算を守りながら建てることが、 何より大切なことです。 おはようございます。 SIMPLE NOTE 足利・佐野・太田スタジオ 小林です。 それゆえ、弊社では、 必ず予算を決めてから家づくりを スタートしていただくようにしているのですが、 あなたはご自身の予算について どのようにお考えでしょうか? ✔家賃プラス2〜3万円が当たり前ってホント? ○万円前後の家賃が多い○○では、 今の家賃に2〜3万円プラスした ○○万円ぐらいの返済金額で 家づくりをしている方が多いとか、 それぐらいの返済金額で 家づくりをするのが当たり前だと 住宅会社から言われました、 という話をよくお聞きします。 多くのご家庭が共働きであることから、 もちろん、その返済金額は 今はそれほど無理がないかもしれません。 しかし、家づくりをする上で、 理解しておかないといけないことは、 収入が約束されたわけじゃないのに、 長期間、返済だけは約束されてしまうこと、 そして背負う借金が多額であるいうこと、です。 また、社会保険や物価は問答無用で 上がっていっているにもかかわらず これからは老後資金も今のうちから コツコツと準備していかないといけないため、 自由に使える可処分所得がどんどん減っていきます。 それゆえ、お金に困ることなく、 ずっと豊かに暮らし続けていただくためにも、 今の状況だけじゃなく老後のことまで考えた上で、 家づくりの予算設定を行っているというわけです。 ✔家づくりの負担を上げるべきではない! もし、あなたの家賃が○万円だとしたら、 あなたは○万円の範囲内で 住宅ローンの返済額を設定すべきです。 そして、その返済設定から逆算して出た予算内で、 家づくりを行うようにすべきです。 そして、家に回そうとしていたお金を 全て将来のことを見据えて 貯蓄していくようにすべきです。 例えば、iDeCoという個人型確定拠出年金や、 つみたてNISAという制度を あなたはご存知でしょうか? iDeCoは、年金なので、 60歳を過ぎるまで 掛けたお金を引出すことが出来ないのですが、 掛けたお金が毎月所得控除になるというメリットと、 掛金の運用を自分で選択することが出来るのですが、 運用によって増えてお金に、 通常約20%かかる税金が掛からない というメリットがあります。 また、受取り時にも税制優遇を受けることが出来ます。 そして、つみたてNISAは、 毎年40万円以内であれば、 20年に渡って積み立てたお金が増えたとしても、 通常約20%かかる税金がかからない というメリットがあります。 それゆえ、こういった制度をご理解いただき、 生命保険や定期預金などと併用して 利用していただくことで、 不透明な将来に備えていっていただきたい と考えています。 例えば、あなたが30歳の共働きのご夫婦だとしたら、 ご主人には、iDeCoに毎月1万円、 つみたてNISAに毎月1万円加入していただき、 奥さんにも、iDeCoに毎月5,000円、 つみたてNISAに毎月5,000円 加入していただいたとしましょう。 となると、収入にもよりますが、 iDeCoに加入することで、 ご主人は年間で12万円所得控除が増えることになり、 もし所得税の税率が5%だとしたら、 年間6,000円所得税を安くすることが出来ます。 また、10%かかる住民税を、 年間12,000円安くすることが出来ます。 そして、住民税が安くなれば、 保育料もそれに連動して安くなりますよね? 奥さんも、年間で6万円の 所得控除が増えるようになるので、 同じように所得税率が5%だとたら、 年間3,000円所得税が安くなり、 年間6,000円住民税が安くなることになります。 簡易的ではありますが、 もしこれを30年間ずっと続けることが出来たとしたら、 (6,000+12,000+3,000+6,000円)×30年=81万円も、 節税をすることが出来る、というわけですね。 運用益については、 個人差があるので、ここでは言及しませんが、 それでも、増えた分に対して税金がかからないわけなので、 リスクを必要以上に恐れてネガティブに考えるのではなく、 iDeCoにせよ、つみたてNISAにせよ、 ぜひぜひ前向きに取り組んでいただけたらと思います。 ということで、家づくりをする時は、 今のことだけを考えるのではなく、 将来のことも同時に考えた上で、 予算設定をしていただき、 その予算内で将来のことまで考えた 家づくりをしていただければと思います。 それでは、、、