2021.8.10
リビングダイニングキッチンは、 窮屈にならないように出来るだけ広くしたい・・ 開放的で明るい場所にしたい・・ 誰しもが、このようにお考えではないでしょうか? もちろん、私も自分の家を建てる時にはこのように考え、 出来る限りリビングダイニングキッチンを広くつくりました。 ですが、長きに渡り家づくりをしている経験と、 約20年間、自分の家で暮らしてみて至った結論は、 “リビングダイニングキッチンにも適度な広さがある” ということです。 おはようございます。 SIMPLE NOTE 足利・佐野・太田スタジオ 小林です。 とにかく、出来る限り広くつくった 我が家のリビングダイニングキッチンですが、 この空間がいつも一体どのような状況になっているのか? と言うと・・ ✔常にモノにあふれている 状態です・・・ 片付けど片付けど、 3日もすれば元に戻っているって感じですね(泣) いつもみんなが集うリビング周りに いろんなモノが集中するのはもちろん、 ダイニングテーブルとソファーの間に出来た余分な空間に、 子供たちが学校や塾のモノ、 そして制服やパジャマ、普段着などを、 そのまま置きっぱなしにするからです。 まっ、明日使うと分かっているものや、 いつも使うものを、 わざわざ2階まで持ち運びするのって めちゃくちゃ面倒なので、 仕方ないといえば仕方ないんですけどね・・・ ✔床面積が増えるとモノを置ける場所も増える・・・ リビングダイニングを広くした場合、 それに連動して広がるのは、 ダイニングとリビングの間のスペースなのですが、 ここに余白をつくりつつ、 2階に子供部屋をつくってしまうと、 我が家のように、 リビングダイニングはたくさんのモノで溢れ、 雑然とした生活感満載の場所になってしまいます。 そして、片付いてないことで、 掃除がしにくくなり、 またホコリも溜まりやすくもなってしまうため、 カビやダニも発生しやすくなり、 アレルギーなどの原因をつくりだしてしまうことになります。 ✔広げた分だけ家のコストも高くなる また、家の面積を広げると、 それに連動して家のコストも高くなってしまいます。 LDKを2帖広げようとすれば、 それだけで家の価格は60万円高くなってしまうし、 LDKを4帖広げようとすれば、 それだけで家の価格は120万円高くなってしまう という感じに。 それゆえ、コスト面で考えてみても、 たとえリビングダイニングキッチンであろうとも、 必要以上に部屋を広げ過ぎないようにすべきである ということが言えます。 わざわざお金を掛けて、 余計に散らかりやすい家にしてしまっている・・・ といっても過言ではないわけですからね。 ✔︎スッキリリビングを維持しやすい工夫 リビングダイニングを無駄に広くしても、 それが散らかる原因となってしまうのだとしたら、 リビングダイニングの広さを適度な広さにし、 当たり前のように2階につくろうとする子供部屋を、 1階につくってみるというのはどうでしょうか? 子供部屋を1階につくれば、 自分たちの荷物を自分の部屋に持って行ってもらいやすいし、 自分たちの部屋を使ってくれやすくなるため、 リビングダイニングを、いつもスッキリしたままで 保ちやすくなるのではないでしょうか? 仮に、あなたがダイニングには、 4人掛けのテーブルを置き、 そこで家族みんなで食事をし、 3人掛けのソファーをリビングに置きたい・・ そうお考えであれば、 リビングダイニングキッチンの広さは 16帖もあれば充分です。 コスト的に充分なゆとりがない場合、 それ以上広くつくる必要はありません。 広げればその分、コストが上がるだけじゃなく、 散らかりやすい家になってしまうだけですからね。 ということで、出来るだけ広くしたいという 気持ちも分かりますが、 それよりも、いかに使いやすく住みやすいのか という点に焦点を当てて 家づくりをしていただければと思います。 それでは、、、