2022.4.1
“SMBCコンシューマーファイナンスは6日、 30〜40代の金銭感覚に関する調査結果を発表した。 「現在の貯蓄額がゼロ」と答えた人が 前年比6ポイント増の23.1%になり、 平均貯蓄額も同52万円減の195万円に低下。 同社は「景気回復が働き盛りの賃金上昇につながっていない」 と分析している。 貯蓄額の平均は30代が前年比4万円減の194万円なのに対し、 40代は同120万円減の196万円だった。” 先日、新聞にこのような記事が掲載されていたのですが、 30代・40代の「平均貯蓄額約200万円」という数字は、 かなりリアルな数字ではないでしょうか? 夫婦そろって頑張って働いているものの、 なかなか思うようにお金が貯まっていかない・・・ いやむしろ、貯まるどころか、 少しずつ貯蓄を切り崩さざるを得なくなっている・・・ という現実に直面している方が、 けっこういらっしゃるはずですからね。 なんせ、所得がなかなか増えていかない一方で、 税や社会保険は徐々に上がっているし、 子どもたちにかかる費用も年々増えていっている・・ という状況に直面しているわけですからね。 おはようございます。 SIMPLE NOTE 足利・佐野・太田スタジオ 小林です。 ということで、今回は、 平均的な貯蓄額200万円のご夫婦(30代)が、 そろそろ家を建てたいなーと思った場合、 一体どのように家づくりをすべきなのか? について、一緒に考えていきたいと思います。 では、ご主人の税込年収を400万円、 奥さんの税込年収を100万円、 合わせて年収500万円のご家族だと 仮定して考えていってみます。 まず、貯蓄額が200万円のご家族の場合、 頭金(自己資金)として入れられるお金は、 0円もしくは、多くて50万円程度ではないでしょうか? もしもの時のための費用として、 ご主人の手取金額の半年分ぐらいの貯蓄は キープしておきたいところですからね。 となると、家づくりにかかるほぼ全ての費用を、 銀行から借入れすることによって まかなわなければいけないということになります。 そして、このご家族の場合、 理想的な借入額としては2500万円までであり、 よく頑張ったとして2800万円が上限だと思います。 返済金額になおしてみれば、 金利1%の全期間固定の住宅ローンを35年返済で組んだ場合、 2500万円で毎月の返済が7万円ぐらいであり、 2800万円で8万円ぐらいということですね。 ✔毎月の返済10万円は現実的なのか? しかし、現実は、 家づくりにもっと多くの予算をかけている方が、 数多くいらっしゃるのではないでしょうか? また、そうしようとしているのではないでしょうか? 例えば、土地代に1000万円かかり、 家代に2000万円かかり、庭代に200万円かかり、 諸経費に300万円かかるとしたら、 この場合の総予算は3500万円ですが、 みんなと同じように新しく販売された分譲地を購入し、 みんなと同じような4LDKの2階建ての家を建て、 みんなと同じような庭をつくれば、 普通にこれくらいの予算がかかってしまいます。 そして、3500万円を全額借りるとなれば、 毎月の返済は10万円という金額になります。 もし、現在あなたが払っている家賃が7万円だとしたら、 これはかなりしんどい金額ではないでしょうか? この出費の増加に伴って、 手取りが3万円増えれば、 まだいいかもしれませんが、 単純に出費が増えるとなれば、 貯蓄に回す余裕がさらになくなるどころか、 今の貯蓄まで食い潰していくことになりますからね。 そして、ずっと不安を抱えたまま暮らすことになり、 心にゆとりがなくなってしまうし、 それが結果的に、夫婦関係がギクシャクしていってしまう 原因となってしまいます。 これでは、何のために家を建てたのやら・・・ ということになってしまいますよね? ということで、 家づくりをする時は、 貯蓄出来る余力を残しながら、 無理のない予算でしていただければと思います。 そして、そのためには、 予算を抑えながら家を建てないといけないので、 次回はその具体的な方法について お伝えしていきたいと思います。 それでは、、、